鍛錬プロジェクト2020始動しました
ものがたり酒店プロデュースのものづくり
世界ジオパーク根知谷の雪解け水が育んだ特等米を使用した
完全ドメーヌ方式の最高級酒
ホンモノの日本酒を世界中の人たちに知ってもらいたい
私たちは「ものがたり酒店」という小さな町の酒屋です。
酒屋といっても日本酒と焼酎いわゆる和酒の専門店です。また、誰もが知っている有名なお酒はほとんど置いていません。
地方の地酒をコツコツ造っている小さな酒蔵さんの想いの詰まったお酒だけを扱っている小さな酒屋、それが「ものがたり酒店」です。
スーパー、コンビニ、量販店等でお酒が売られるようになり、大手の酒蔵は大量生産に向かっています。
いろいろな業態でお酒が売れるようになり、量を売ることで利益を上げる構造です。
全国へ流通させるため各地の特徴を殺し、誰の舌にも合うように特徴のないお酒が増えてきています。
一方で、地方の小さな酒蔵は、大量生産できる設備もないため、地元での消費がほとんど。
地元の人に愛されなければ潰れてしまうため、その土地にあったお酒を造っています。
地酒とは、その土地の食材に合わせたお酒で、全国の人たち向けに作ってはいません。だから、特徴のあるお酒が生まれるのです。
お酒は嗜好品です。万人の口に合い絶対にうまい酒というのはありません。それぞれ好みが違うからです。
自分の好みに合うお酒が見つかったときの喜びはひとしおです。
地方でしか購入できない地酒が、「安いのに美味しい」と評価されるのには、そんな背景があります。
「ものがたり酒店」では、そんな小さな酒蔵を店主が1件1件足を運び、地方でしか購入できない地酒を、地方で販売されている価格で提供しています。(ごめんなさい。送料は少し乗っています)
また、お客様にはゆっくり試飲をしてもらいながら、大量生産されるお酒にはない、1本1本の「ものがたり」もお伝えしています。
そんな私たちがなぜ今回プロジェクトを立ち上げたのか?
それは、「ホンモノの日本酒を世界中の人たちに知ってもらいたい」という想いから。
日本酒はワインやウィスキーなどに比べて製造工程やその労力を考えると、価格が非常に安い上に、日本では、若い人たちが日本酒を飲まなくなってきています。
また、日本酒を嗜む人たちも、精米歩合や酒米のブランドだけで良し悪しを判断することが多く、評価基準が適切ではないように思います。
本当に価値のある日本酒とはなんだろう。
大量生産できない日本酒でも、きちんと評価してもらえるにはどうしたら良いのか。
お金を払ってでも飲みたいと、価値を感じてもらえるホンモノの日本酒をつくりたい。
小さな町の酒屋がそんな想いをぶつけた先が、日本で初めて洞爺湖・有珠山、島原半島とともにユネスコ世界ジオパークに認定された新潟県糸魚川市にある渡辺酒造店でした。

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渡辺酒造店紹介動画『渡辺酒造店の一年』
渡辺酒造店はドメーヌ方式で日本酒をつくることができる数少ない蔵元です。
ワインでいうドメーヌは、自社畑で栽培から瓶詰めまで一貫製造できる生産者のこと。
小規模な生産者が多いため生産量も少なく、人気のワインは非常に高値で取引されることもあります。
渡辺酒造店でも、田んぼを所有し、米づくりから瓶詰めに至るまで一貫して行っています。
そんな酒づくりに欠かせないのが、酒米、原料に使われるお米です。
お米の出来栄えは当然毎年変わってきます。
その年に収穫されたお米がその年のお酒の特徴になります。
ワインでいう「ビンテージ」の考え方です。
どれだけ評価されたブランドのお酒でも、同じものは2度とつくることができないのです。
大量生産をする大手は、いろいろなところから同じ種類の酒米を集めてブレンドします。毎年同じような品質を作るために、酒米ではなく磨きに力を入れます。酒米の種類と磨き〇〇%というのがラベルに書いてあると思いますが、ほとんどは、国産米としか書いてないのが普通です。
しかし、実際はワイン同様、ブランドだけの評価ではなく、〇〇年産が美味しい、という評価は日本酒にも当てはまります。
そんな「ビンテージ」の概念を取り入れることで、本当に評価される日本酒ができるのではないか、私たちはそう考えました。
また、ワインの世界では「テロワール」という言葉がよく聞かれます。
ブドウ畑を取り巻く自然環境(気候や土壌の個性、地形など)によって味に違いが生まれます。
このどんな環境で育ったか、これが「テロワール」です。
日本酒をつくる原料となるお米も同じ。
どんな環境で育ったかによって味がまったく異なります。
渡辺酒造店でつくる日本酒の原料となるお米は、ユネスコ世界ジオパークに認定された3億年前の地層と9000万年前の地層とに分かれるフォッサマグナの上にある、「根知谷」の田んぼで栽培されています。
「根知谷」は壮大な大自然の山々に囲まれた豪雪地帯です。
この厳しい環境が特徴のあるお米を育て、どこで生産されたのか味でわかる、「テロワール」と呼ぶにふさわしい日本酒になります。
日本酒をつくる技術はコピーされても、その土地が持つ性格は絶対にコピーされません。
私たちは、酒米を育てるのに適した環境を持ち、その年ごとの米の出来までこだわり、米づくりから瓶詰めに至るまでドメーヌ方式で一貫生産している渡辺酒造店と組むことで、世界に通用するホンモノの日本酒をつくることができる、そう確信したのです。
日本全国過疎化が進む地域は多くなってきています。
しかし、それぞれにその地域でしかできないものがあります。
野菜でも果物でも川の物や海の物、また山の物もそうです。
その土地に根差した特徴や性格を持ったものは、他では真似ができません。
このテロワールを活かしたものづくりを広げることで、若い人たちがその土地に誇りを持ち、その故郷を大切に思ってくれるのではないかと考えています。
その第1歩が過疎化の進んだ根知谷から始まります。
ブランド名だけではなく、その年ごとの1本1本の出来栄えで勝負することこそが、価値を感じてもらえるホンモノの日本酒づくりにつながるのではないか。
海外ではすでにお酒に対してビンテージで価値を評価してもらえる環境があります。
根知谷というテロワールを活かした、一貫生産のドメーヌ方式で造ったビンテージの日本酒は、高い評価を受けてワインやウィスキー、スコッチなどと肩を並べることが出来るに違いない。
そんな想いから、根知谷産「越淡麗」特等米を100%使用し、ドメーヌ方式でつくられた2020年ビンテージの純米大吟醸「鍛錬Tanren」が誕生しました。
「鍛錬」は、宮本武蔵の言葉「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」から生まれました。
なにごとも一朝一夕には成しえないという意味です。
お酒づくりは、まさに「鍛錬」。
美味しいお酒をつくるには、何といっても最高品質の酒米を育てることが大切ですが、その酒米を作るには、豊かな土壌が必要です。
一朝一夕で豊かな土壌にすることはできません。
先人たちが千年、万年努力し、保ってきた土壌を受け継いだ私たちも、千年、万年の努力で次の世代に渡せるように、鍛錬する。
そんな想いを込めています。
酒づくりは人生に似ている。環境が厳しいほど、磨かれて、一層輝く。
私たちの目的は量産できる酒づくりではなく、世界で通用するホンモノの日本酒をつくること。
2020年「鍛錬」ビンテージは、クラウドファンディングのリターン品以外は、一部の熟成酒(3年~5年)を除きすべてシンガポールへ出荷されることが決まっています。
クラウドファンディングのプロジェクトに参加した理由は、私たちの取り組みを知って欲しかったから。
2020年はコロナの影響もあり、社会全体が混沌とし、暗い年となりました。
そんな厳しい環境の中で誕生した2020年「鍛錬」ビンテージ。
今後世界で「鍛錬」の2020年ものは格別だと評価された時に、応援してくださった皆さんと一緒に喜びを分かち合えるよう、数量限定の特別価格で提供することにしました。(私たちの人件費は入っていません。笑)
現在、2020年「鍛錬」ビンテージを日本で入手できるのはクラウドファンディングだけとなります。
「酒づくりは人生に似ている。環境が厳しいほど、磨かれて、一層輝く。まさに鍛錬-Tanren-」そんな想いと共に、お届けしたいと思っています。
また、2020年は原料の酒米「越淡麗」が特等米の評価を得ました。
渡辺酒造店が根知谷で丹精込めてつくった酒米「越淡麗」が認められ、特等米の評価を得たのです。
特等米とは酒米自体の評価基準ですが、整粒歩合80%以上の希少性の高いお米です。
おコメの粒が揃って、虫食いも無く、ひびや割れもないお米は、醪になる過程で均一に溶けていきます。割れのあるお米や粒の大きさが違うと早く溶けるものと遅く溶けるものに分かれ、品質がバラバラになってしまいます。
日本酒において特等米が使用されていると謳われることはほとんどありません。
なぜなら、評価を得ることが難しい上に、年によって評価が変わるため、大量生産できないからです。


素材であるお米の等級が書いてあるラベルを見たことがありますか?
ほとんど見かけないのではないでしょうか。
私たちの口に入る素材の素性で分かるのは、銘柄名と精米歩合です。
どんな有名な銘柄米にも2等米や3等米が必ずあります。
どの田んぼでいつだれが作った何という銘柄の何等米かを「鍛錬」は明記していきます。
Made in nechiのテロワールを世界に広めたいからです。
ですから、年によって価格に差が出てきます。
お米は、その年の気候条件によって同じ田んぼでも毎年品質が変わります。
2020年は数年に1度の良い出来となり、「特等米」の評価を得ることができました。
2020年「鍛錬」ビンテージは、新潟県根知谷産の「越淡麗」特等米を100%使用した純米大吟醸です。
特等米の評価を得た酒米でつくられた日本酒は、希少性の高い最高級日本酒として、海外では高額で売買された実績があるほど、評価を受けています。
2020年「鍛錬」ビンテージも、海外マーケットで高値がつき「幻の酒」となり得る可能性があります。
リターンで提供させていただく2020年「鍛錬」ビンテージも、1本1本に製造ナンバーを入れさせていただきますので、よりプレミア感を感じていただけます。
今回Makuakeで特別価格でご提供させていただく理由は、2021年以降につくる「鍛錬」ビンテージに関しては日本での販売も検討しているからです。
今回応援していただいた方には、特別価格で2020年「鍛錬」ビンテージをご提供させていただく代わりに、簡単なアンケートにお答えいただくことをお願いしたいと思います。(出荷時にアンケートを同梱予定)
2020年「鍛錬」ビンテージは、海外の方が好むフルーティーでまろやかな味を追求していますが、日本市場を見据え、どのような改善を加えるべきか、そのヒントを得たいと思っています。
ぜひご協力のほど、よろしくお願いします。
2020年の「鍛錬」ビンテージは、新潟県根知谷産の「越淡麗」特等米を100%使用した純米大吟醸です。
すべてドメーヌ方式で製造した1度火入れの特別仕様品となっています。
「鍛錬」は、ワインのように寝かせて楽しむことができる日本酒です。
お手元に届いてすぐお飲みいただくことももちろんできますが、5度程度の環境でビン内熟成(3年-5年)させることで、味がまろやかになり更に価値が上がります。
特別な時に、特別な人と、生産年に思いを馳せながら楽しんでいただける、そんなお酒です。
「ボディ」「余韻」「切れ」の3拍子をあわせ持つフルーティーで、なめらかな味わいの純米大吟醸です。
瓶詰めしてすぐ発送させていただくため、お手元に届きましたら、先ず冷蔵庫へ入れて冷やしてお飲みいただくのがお薦めです。
果実香が口に広がりキレの良さを楽しめます。
また、1度火入れの瓶内熟成酒としていますので、3−5年間、5℃~7℃程度の温度(冷蔵庫)でじっくりと寝かしていただくことで、味に深みとまろやかさが増し、落ち着いた芳醇な味に変化します。
「山田錦」と「五百万石」を交配させて、新潟県が16年もの歳月をかけて研究開発した「越淡麗」を使用しています。
今回、2020年度「鍛錬」ビンテージに使用する酒米は、特等米の評価を受けた希少価値の高い根知谷産「越淡麗」を100%使用しています。
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